メニュー

MFT(口腔筋機能療法)

口腔筋機能療法:Oral Myofunctional Therapy (MFT)

舌の位置が正しくなかったり、鼻で呼吸ができていなかったりすると、歯並びや噛み合わせに影響します。
口腔筋機能療法(MFT)というのは、矯正治療を円滑に進め、舌や唇、頬などのお口のまわりの筋肉を強化し、正しく機能させることを目的とする療法です。

口呼吸は集中力の低下につながり学業成績を低下させる
オープンバイトはさまざまな問題を引き起こします。その中の一つに、口が閉じにくいことによって「口呼吸」をすることが習慣化してしまうお子さんがいらっしゃいます。口呼吸は免疫力を低下させることが知られていますが、他にも睡眠に悪影響を与え集中力を低下させ、学業成績を低下させることがわかっています。

当医院ではオープンバイトに対して、矯正治療と併用してMFTを実施しています。口腔周囲筋のアンバランスさは、歯並びを悪くする原因となりオープンバイトへとつながっていきます。MFTでは舌のさまざまな動きとトレーニングすることで口腔周囲の筋肉のバランスを整えてオープンバイトなど改善することを目的としています。

トレーニングの実際

  • スポットポジション:
    口の中で舌の先端を付けるおく場所を覚えてもらいます。舌の動きが苦手なお子さんは舌の先端が丸まってしまうため注意が必要です。

  • ポッピング:
    舌の先端をスポットポジションにつけて、舌全体を上あごに押し付けて、一気に離します。その時に「ポン」と音を立てるようにします。

  • ティップ&スティック:
    スティックを口の前で持ちます。舌の先を丸めないようにして真っすぐに尖らせてスティックを強く押します。

  • ポスチャー:
    スポットポジションに舌を置いて、ストローを噛んでそのまま保持します。最初は5分から始めて、徐々に時間を伸ばし20分間ストローを噛み続けていられることを目標とします。

MFTは発育中のお子様だけでなく、成人やご高齢の方にも適応します。舌やお口の周りの筋肉をうまく使うことができると発音などの機能も良くなり、お顔の見かけも審美的に改善します。義歯(入れ歯)をお使いの方も舌が安定するとより装着感が良くなります。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME